生き方が雑

何者かに為れるかと思ったこともあったけど、ただ平凡にごくごく普通に生きていくガール()の日々をつらつらと書いていきます。サラリーマン。食べ歩きが好き。毎日それなりに楽しく生きてます。

アラサー女、浅草ロック座でストリップ観劇デビューする -上原亜衣 引退興行-

一緒にヨガに通っている友人に「今夜ヨガ行くけど、どお?」とナンパのようなLINEをしたところ、斜め上の回答がまいりました。

 

友人「今夜は浅草ロック座でストリップ見にいくんだ~!上原亜衣ちゃんのラスト興業なんだよね」

 

あの、上原亜衣ちゃん!?

私の中で、電撃が走りました。

 

http://natalie.mu/media/owarai/2015-09/extra/news_xlarge_MUSCATS20.jpg

 

一応説明しておくと、上原亜衣さんとはとっても可愛いセクシー女優。

スカウトされて2011年にAVデビュー[4]芸名は、当人が上原多香子加藤あいに似ていることから所属事務所の社長が名付けた[5]

上原亜衣 - Wikipedia

 

2015年11月に行われた「AV OPEN2015」の表彰の中、2016年春に引退することを発表した話題の女優さんです。引退については下記のように語っていて、ある意味AV界のシンデレラガールと話題になっていました。

私のAV女優としてのスタートは、いわゆる企画女優だったんです。女優が何人も出演する企画ものの作品で、名前も出ない素人役が多かったので、いわゆるデビュー作がありません。一番の下っ端で始まったからこそ、一番てっぺんで辞めたいと考えていました。そういう意味では、今回のような大きなステージで引退を発表できて、すごく嬉しいです。

上原亜衣がインタビューで語った引退の真意とは? 引退作は一般公募

 

そんな亜衣ちゃんが引退の場として選んだのが、この浅草ロック座でのストリップ興業だったようです。

「最後にやりのこしたことはなんだろう?」って考えていたんです。そしたら、ストリップやってないなって。実はロック座さんの舞台は3年くらい前に同じ事務所にいたコがやってるのを観ていて、印象に残っていたんです。音と光、ダンスで見せる演出がカッコよくて、それまで思っていたストリップと全然違う。「すごいな、やりたいな」と思ったけど、当時はAVが忙しくて手が回らなかったんですね。だから、これを最後にやりきって終わりたい! と思ったんですね。

nikkan-spa.jp

 

引退日は5月20日。行くなら今しかない!ぶっちゃけ、ヨガより興味ある!ということで、同行することにしてみました♪

友人はまさかの女性一人でのストリップ凸だったようで、歓迎ムード。

 

アラサー女、浅草ロック座に向かう

浅草駅から歩くこと10分、ROXとドンキホーテを抜けるとそこには昭和の雰囲気を湛えた浅草ロック座が鎮座していました。

入口には沢山の花。そして上原亜衣ちゃんのポスター。

お花の中には「あいちん女子部」の名前も。女性にも人気があるんだなぁなんて思いながら、階段を上っていきます。

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窓口でチケット(女性は3500円)を購入し、チケットをもぎってもらい中に入場します。「本日は立ち見です」と言われていただけあって、扉をあけると途端に熱気が!!

 

友人が席を取っておいてくれたので、2列目で見ることができました。

4公演目の6幕目※だったようで、ちょうどミス・トゥルースと上原亜衣ちゃんのステージでした。

 

ミス・トゥルースはアマゾン出身の仮面をつけた女性。乳首と女性器の部分だけ穴のあいた全身タイツ(イラストは間違ってレオタードにしてしまいましたが)を身に着けており、白い布を体に巻きつけてするすると上のほうに上っていき、そしてパカーン!!

 

空飛ぶ秘花と表現されている方もいらっしゃいましたが、こんな下から女性器を眺めたことはなかったのでポカーンとしてしまいました。

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私のいまいちすぎる一発書きのイラストでは彼女の魅力が全く伝わらないのですが、顔出しNGのストリッパーさん(予想)で、アクロバティックな技を披露する素敵なアマゾネス()でした。

 

 

そして登場する上原亜衣。

一言でいうと、亜衣ちゃんマジ天使!!ニコニコと満面の笑みをたたえながら、天使の衣装に包まれての登場です。

 

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ストリッパーさんに比べると多少ぎこちないところはあるのですが、アイドルオーラがあまりにもキラキラしていて、目が離せません。

目が合うと、瞳を潤ませて視線を絡めてくれます。何このサービス。

 

花道の先端まで歩いてきてくれて、そしてついに衣服を少しずつ剝ぎ始めます。パンティの紐を右、そして左とゆっくり焦らしながら外していきます。

外したパンティはなんと!!太ももに結ぶんです∑(゚Д゚

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他の女優さんも太ももに結んだり、手首に巻きつけていたりしたので、脱いだパンティは身につけておくのが流儀なんですね。

 

服を着ていると、肩幅や太もものムチムチさを感じるのですが、脱いだ時の均整の取れ方はもう芸術。

 

そしてお待ちかねご開帳タイム。

ポーズを一つ取る度に拍手が沸き起こります。皆、これまでの雰囲気とは異なり固唾を飲んでポーズを見守ります。

そんな中、一人花道のセンターいわゆるゼロズレの席でニコニコと身をやたら乗り出すおじさんが。この方は、どの踊り子さんの時も女性器が近づくと身を乗り出す、おま◯こ大好きおじさんだったみたいです。

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子供のような無邪気な笑顔で覗き込むように見るおじさんの姿は、女性器って夢が詰まってるんだな!と思わせる何かがありました。

 

亜衣ちゃんの出番の最後には、引退まで3日ということもあり、沢山のファンの方が花束を持って駆けつけました。山のようになった花束を一つも落とすことなく笑顔で抱える姿は、神々しくさえあり、なんだか涙がこみ上げてきました。

 

20分の休憩時間すら、あいちん(もはや敬意を表してこの呼び名で)は後輩を引き連れての撮影会&トークショー。ここまでやるか!のファンサービス。

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休憩後、また1幕から順番にはじまるのですが…これがすごい。まさかの全編言葉なしのコンテンポラリーダンスによるストーリー。ストリップ劇場に来たというよりも、全体的に漂う昭和の退廃的なムードにのっかったアングラ芝居のようなステージ。赤テントを見に行った時のような気持ちになりました。

 

と、いうのも1幕目の武藤つぐみさんのアウアウアー演技があまりにも上手すぎて圧倒されてしまったんですね。お写真右のふわふわ女子。

 ビョークの音楽にのせて焦点の合わない目でオフィーリアを演じていて、もうあまりの演技力に圧倒。パッケージでは19歳とか!?あまりの演技力とアイドル性に正直おばさんビックリです。

ストリップなので途中で片乳を放り出したりするんですが、なんていうかもうそれすらも悲哀。幸せになって欲しいと応援すらしたい気持ちになっていました。

 

他の演目も、シェイクスピアからコーディリア、ティターニア。パックのようないたずら好きな妖精。カテリーナや日本人形まで。

 

不勉強な私は、灘ジュンさん演じる日本人形のモチーフが明確にわからないのですが、小嶋実花さん演じる裃の男人形との悲恋という難しい振付のダンスを見事にこなしていらっしゃり、また人形師役のダンサーさんとの息もぴったりで本当に素晴らしい芸術を見せていただいた気持ちになりました。

 

単純に女性の裸が見たいとかそういう気持ちではなく、芸術の一環として絶やしてはいけない文化、そう感じました。

 

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なんと浅草ロック座、5月はずっと大入り!?記録更新のような書かれ方もしれいましたが、あいちん人気の凄まじさを物語っていますね。

 

ここに詳細を掛けなかった女優さんたちもみなさん本当に魂を削って舞台にあがっていらっしゃって。中でも、白石美咲さんというスレンダーな美人さんがTwitterにアップしていた言葉が印象的でした。

 

 

 浅草ロック座、あいちんの興業は20日で終わってしまうけれど、この場所に生きているこの文化、まだまだ触れていきたいものです!