椎間板ヘルニア。PED手術の付き添いをして。
■パートナーがヘルニアに
約一年ほど前の話ですが、身内がヘルニアの重い症状で苦しんでおりました。
元々は腰の痛みだったのですが、ある日から坐骨神経痛になり、右足の神経が圧迫され、50m程度歩くと激しい痛みが発生するようになってしまいました。
「大丈夫?」なんて言葉をかけることも野暮に思え、あまり気にしていないフリをしていましたが、長い時間歩けない様子や夜中に痛みで起きている様子を見ると、その辛さはあまりにも壮絶で見ているだけのコチラも辛いものがありました。
当初、ブロック注射などで痛みを飛ばせればと考えて治療にあたっていたのですが、それすら効かない状況になり、1日で終えられるPED法という手術で治療を考え始めました。
PED法を執刀できるお医者様は日本で数えるほどしか居ないと言います。その1人が三軒茶屋にある病院にいらっしゃるということで、通っている病院でそちらへの紹介状を貰い、診察してもらいました。
調べていくPED法について色々なところで語ってらっしゃる方で、かなり信頼は置ける模様。わらにもすがる思いで訪問しました。
手術まで、かなりインターバルが空いてしまうのはないかという懸念があったのですが、幸運にも診察から1週間後くらいに手術を行えるとのこと、すぐに入院日程が決まりました。
上手く行けば、1泊2日で退院できると病院から貰った書面には書いてあり、あまりのスピード感に驚きました。
■PED手術 1日目
手術前日の午後に入院したのですが、正直この日はやることがなかった模様。
簡単な検査のみ。
■PED手術 2日目
15時頃から手術です、と言われていました。
手術後3時間経過くらいで食事は許可されるようなのですが、ちょうどお夕飯の時間にあたるため、この日は朝から晩まで絶食となりました。所ジョージさんのCMでお馴染みのOS-1だけが唯一口にできたようです。
私は仕事があったので、午後休を取得し14時頃に病院到着。15時からの手術と思っていたのですが、ちょっと早まったようで14時45分からと説明されました。
すでに左腕には管が刺さっており、管の中には血液が見え、なんだか心がざわつきます。
手術用の衣服(前開き、紙おむつ)に着替え、ストレッチャーに寝かされる身内は、なんだか病人みたいに見え、「万一は ない手術」とわかっているのに不安がこみ上げてきます。
手術室前まで見送り、病室で待つことにしました。
早くて1時間と言われていたため、1時間経過しても病室に帰ってこない…1時間半経過しても帰ってこない…段々と不安が募りました。
更に10分程度経過した頃、執刀医が「身内の方ですか?手術は無事成功ですよ。こちらはヘルニアのホルマリン漬けです」と小瓶をくださいました。5センチ程度の繊維の塊…これが悪さをしていたんだなぁと得も言われぬ感情がこみ上げてきます。
その後、頭にシャワーキャップのようなものをかぶり、呼吸器をつけた状態の身内が病室に戻ってきました。全身麻酔が効いた状況で戻ってくるのかと思ったら、意外にも目を覚ました状態で戻ってきており、安心のあまりちょっと涙が出そうになりました。
最短で1泊2日とのことではあったのですが、帰れるような雰囲気でもなく、先生に話を聞いたところ「無理をする人ほど再発する。最初の数日が、1番経過をしっかり見るべき。せめて明日明後日は入院して、リハビリをしっかりやること」と言われ、結果4泊5日がほぼ確定しました。
■PED手術 3日目
手術翌日。
手術の傷跡は小さいとは言え、やはり痛むそう。腰痛にも似た鈍痛があるようで、完治したのかと心配そうでした。
また、坐骨神経痛からくる足の痛みはなくなっているものの、しびれが残っている状態とのことでした。
しびれについては、手術の際に神経にこびりついたヘルニアを取るために神経を引っ張ったりしているから、1週間くらいはしびれたりすることがあるそうで、特に心配することではないそうです。
■PED手術 4日目
この日は夜に予定があったため、昼休みを利用して訪問。
先生から「一回外出して様子を見てご覧」と言われていたため、三軒茶屋をお散歩。私のランチがてらカフェでお茶をすることに。10分以上歩いていても痛みもなく、傍から見ている分には、術前よりは格段に良くなっているように感じました。
■PED手術 5日目
ついに退院。
1ヶ月ほぼ外出しなかったこと、かばっていたことから、右足の筋力が大幅に落ちているということでしたが、それ以外は問題がなさそうでした。
■PED手術 その後
手術を決意するまでの1ヶ月間、毎日辛そうで仕事に行くこともままならなかったのですが、嘘のように元気になりました。私が通っている激安エステも紹介し、月2~3回程度欠かさず腰のマッサージを行うことで、小康状態は維持できているようです。
当人ではない第三者の立場としては、苦しんでいる姿を見なくてよくなっただけでも本当に素晴らしいことだと思っております。「手術」というハードルは高いかもしれないけれど、費用や時間など、健康な生活には代えられないものだと改めて感じました。
今回は、高額医療費制度という国の制度を利用させていただきました。普段は税金高いな~!と思っているばかりですが、こういう立場になると、ありがたい限りですね。
毎年恒例 嵐山渓谷BBQ
もう何年になるかなー?
私の友達がやり始めたBBQ。当初は10人くらいだったのに、嫁や子供、友達が増え今は20人くらいになりました。
いつもは秋口にやるんだけど、今回は夏~秋に2名ほど挙式を控えているため、早めのこの時期に決行。
いつもは川に入って遊べるんだけど、まだこの時期は藻がはびこっていて中にはちょっと入れない…虫が羽化する時期なのか、川べりはものすごい虫の数だったりもします。
ちょっと足を延ばして展望台のほうへ行こうとしたら、微妙に閉鎖されていて入れず。。水冠橋というところまで行って戻ってきました残念。
肝心のBBQですが、二人いるアウトドア男子が大活躍!
美味しい料理をバンバン作ってくれます。
焼肉屋から買い付けたA5ランクの牛肉…
ザブトンからはじまって、ロース、ハラミ、カルビ。肉の宝石箱や!!
チキンもあるよ!
その他さっぱり系ということで、キュウリの漬物やもやしナムルも大人気。
友達Aの子供が、長女6歳・長男3歳。
友達Bの子供が、長男3歳・長女8か月。
これまで小さすぎて、中々一緒に遊べなかった子供同士も遊び始めました。おねえちゃん()相手に水鉄砲戦争!同じ3歳児でもやっぱり性格の差がかなりしっかり見えて面白いですね~
子供の3年はこんなに大きいのに、私たちはいったい3年間何をやっていたのだろうか…なんていう思いにもなりますね。6歳の女の子は、8か月の子を上手にあやしていて、お姉ちゃんの風格が素晴らしかったです。
会の終わりに、まさかの結婚祝い!叙々苑の食事券。
いや~私の好きなもの、わかってるねヽ(=´▽`=)ノ
叙々苑とか20歳の頃、バイト仲間とひやかしに行ったきり…11年の年を経て叙々苑再訪楽しみです。
元々私の仲良い友人を適当に集めてやり始めたBBQがここまで長く続けてもらえること、メンバーがどんどん増えること。本当に嬉しい限りです。
『乾杯食堂くあるた』ダイニングバー@大崎 再訪
言ったそばから再訪してしまいました、『乾杯食堂くあるた』
なんと今週2回目2日ぶり!
会社の後輩ちゃんとご飯に行こう!となったのですが、品川高輪方面であまり良い店もなく…かといって港南口で行きたいお店もない。そんな時思い出したお店が、このくあるた。一駅電車に乗るけれど、それでも連れて行きたいお店!
電話予約の際に、2000円7品のコース依頼をお願いすると「女性二人だと、アラカルトのほうがお安いかもしれません」と仰っていただいたものの、アラカルトだと一品500円~1000円程度。シェアしてもそれだけの品数を食べたい場合、多分コースのがお安い…
「いえいえ大丈夫ですので!」というお返事をし、今回もコースでお願いしました。
ドアを開けていただくと、顔を覚えていただいていたようで「あれっ、先日はどうも」と…2日ぶりとか本当に恥ずかしい。
最初は奥のテーブルにご案内いただく雰囲気だったのですが、気を利かしてくださったのかカウンターにご案内いただき、今回も相談しながらコースを出していただくことに!
■1品目 アンチョビポテト
これは前回と同じ
■2品目 軽いサラダ
写真忘れ…
■3品目 くるみとレーズンのテリーヌ、レバーパテ
アボカドディップとブルーベリージャムもついて、至高のワンプレートと言っても過言ではないのでは!テリーヌにクルミとレーズンが入っており、前回の牛蒡のものより肉自体にはコクがあった気がします。
お酒がすすむ、素晴らしい一品。これだけで30分場持ちできる。
■2杯目 リンゴジュース
このリンゴジュースが美味しいのなんの!!すっかりファンです。
■4品目 筍ソテーのブルーチーズがけ
これも写真忘れですが、とっても合う!!
■5品目 フルーツサラダ
こちらも前回と同様
■6品目 角煮 サングリアソース
角煮の柔らかさもさることながら、サングリアソースの華やかさ!酸味だけじゃなくて甘みが口の中に広がるのが素晴らしいですね。
角煮は緑茶で煮ているそうで、カテキンの作用でより柔らかくなるとか(うろ覚え
■おまけ ラタトゥイユとピクルス、いぶりがっこ
お腹の具合はいかがですか?と聞かれたので「軽いものを間に挟みたいです」とリクエスト。
麩と筍のラタトゥイユと、ズッキーニや筍のピクルス。そしていぶりがっこ。ここに来て和のテイストがはいってまいりました!
■7品目 さっぱりトマトパスタ
締めはどうしますかと聞かれたので、さっぱりめとリクエスト。オイルパスタの生のトマトをまるごと入れたさっぱり系トマトパスタをいただきました。
いやー、本当にさっぱり!
前回と基本同じ食材ながら、全然違うアプローチで出してくださるこの感じに脱帽。よりファンになってしまいました。
一緒に行った後輩ちゃんもすっかりお気に入りになってくれて、「彼氏と来週にでも行きます!」とか。お気に入りのお店が気に入ってもらえるのは嬉しいよね~♡
御礼にということで、後輩ちゃんおすすめの自由が丘のお店を教えてもらいました。こちらもいつか行きたく!!
※前回の訪問時のブログ※
熊本出張でサラリーマンが被災した話 おわりに
はじめに
普段は東京で働いている私ですが、仕事で月1~2回程度は必ず熊本に出張しています。
そんな私が、前震及び本震を被災した話。
そして、そこから得た<旅人が被災したとき>の教訓を、備忘録がてら駄文を書き連ねてまいりました。最後に「おわりに」としてまとめたいと思います。
おわりに
ひとりで行動しない
本当に幸運だったことは、一人じゃなかったこと。
イレギュラーな状況下で一人でいることは思っているよりも心細いと思います。ひとりだったら諦めてしまうことも、二人でいるから何とかなると思えます。
精神論だけではなく、現地にいる同僚からは本当に危ない話も出ていると聞いています。
熊本のみなさん。
— 熊本地震支援情報(非公式) (@kumamoto_g) 2016年4月18日
食べ物あるよ。という甘い言葉に気を付けて❗決して一人で行動しないでください。実際に強姦も起きてるそうです。。
車に乗っていても 施錠してくださいね。勝手に乗り込んで来るそうです。
#熊本地震 pic.twitter.com/19zO6n0iFp
有事の際は、自分が信頼できる相手であればだれでも良いので一人じゃないことが大切だと思います。
荷物は必ずまとめておく
今回一番強く感じたことは、これ。ホテルなどは一度出たら、安全面の問題で再度入ることは難しくなってしまいます。そのため、必要な荷物はできるだけまとめておき、瞬時に持って出て行けるようにする必要があります。
少なくとも必ず貴重品だけはまとめておく習慣を持つべきです。
瞬時に正確な判断を
一歩先を見ながら、正確な判断をすることが必要です。
全部の荷物を持ったこと、早めに空港に入っていたこと、すぐにタクシーを捕まえたこと、何もかもその場の瞬時の判断でした。もしどれか遅れていたら、東京に帰れる時間が大幅に遅れたことと思います。
最終ゴールに到達する最短且つ最前ルートを常に考えておくべきです。
なんて偉そうなことを書き連ねましたが、あくまで旅人として被災した場合の対応、自分の記録をここまで書かせていただいたまでです。
事実として多くの同僚が現地で被災し、新築の家が半壊したり、飼い犬が逃げてしまったり、シャワーが数日使えなかったりなどいろいろと大変な情報が毎日耳に入っています。
そんな中会社の復旧のために動いたり、実家が近県の社員は個人的な救援物資を行ったり、人の優しさ、そして強さを実感している毎日です。
東京に戻ってきた私が何を言っても対岸の火事でしかなく、現地でこれだけ大変な思いをしている人たちのことを思うと、下手なこともSNSで言えません。何ができるだろうと考えた時に、僅かな募金と、何かあった時のために鮮明な記憶を伝えられる形にしておくことくらいだと思い、この記事を書きました。
駄文でしかないことは100も承知だけれども、一つの記録になればと思います。
熊本出張でサラリーマンが被災した話 その2
はじめに
普段は東京で働いている私ですが、仕事で月1~2回程度は必ず熊本に出張しています。
そんな私が、前震及び本震を被災した話。
そして、そこから得た<旅人が被災したとき>の教訓を備忘録がてら書き連ねていきます。私はあくまで「旅人」として被災をしました。
実際に現地に生活する人にとって不快な表現があるかもしれませんが、ご容赦ください。
その1はこちら。
10:00 チェックアウト~万田坑へ
昨晩の荒尾までの道中は気楽なもので、声には出さないものの全員の心中は「大きな地震だったけどそこまで被害もなさそう。今日の夜には東京に帰れるし」という思いがあったと思います。
折角荒尾まで来たし、万田坑まで行くか!なんていう心の余裕さえありました。
2015年に世界遺産として登録された炭鉱。明治時代から平成まで実稼働していた、生きた遺産である。映画『るろうに剣心』の撮影にも使われた
地震の影響で営業していないかも?なんていう不安もありましたが、影響はまったくなかったようで、見学ツアーまでしっかりやっており、私たちも11:00~のツアーに参加しました。
私自身は万田坑に来るのは半年ぶり2回目なのですが、相変わらずの満足度!ガイドさんによって話ぶりも異なるので何度でも楽しめます。同僚もすっかり楽しんでおりました。
※ここの顔ハメパネルの出来がめちゃめちゃ良いので、立ち寄った際は是非!
12:00 玉名ラーメンをいただく
荒尾まで来たなら、玉名ラーメンも食べていく?なんていう声があがるくらい、既に観光モード。折角なので、と地元で人気の千龍ラーメンに立ち寄ることに。
お店の外まで香る、がっつり豚骨系のスープ。これは期待大!
食べてみると、匂いのえぐみとは異なるサラサラ系。個人的にとても食べやすく、大当たり!ただし立地的に中々立ち寄れる場所ではないため、次回の訪問はいつになることやら…笑
14:00 運命の分かれ道
無事に街中に到着したところで、一つ問題が。
私名義で借りていた営業車が、いまだにホテルの車庫から出せない状況が続いておりました。確認したところ、17時ころには修理の可否がわかるとのこと。その旨を会社に相談したところ、「元の飛行機も明日ということだし、もし今日中に営業車が戻せる見通しがあるなら、きちんと返してほしい」と言うことでした。
ここが運命の分かれ道。
昨日車で乗り付けてくれた同僚Nは本日、同僚Iは宿泊予定のホテルが宿泊不可に。私と先輩Mは元のホテルが宿泊可能だったため、同僚NとIは帰京となり、女性二人で残ることになりました。
16時頃にはこの日宿泊するホテルにチェックインし、軽く仮眠を取ることにしました。
そして結局駐車場から車は出せず…
この時点で上司からは、車は諦めて良いから予定通り明日朝に東京に帰るようにと通達が入りました。
20:00 美味しいものでも食べて元気出そう
先輩Mと二人で、「こんな怖い思いをしたし、美味しいものでも食べよう!」となりフラフラっと歩いてやってるお店を物色していたところ熊本の名店『らむ』を発見。西麻布にも店舗がある有名店です。なんでも西麻布だと価格が1.5倍だとか…
さすがの美味しさ。
桜なっとう、馬刺し、馬肉フレークご飯に焼肉。どれも素晴らしい!まさに英気を養うことができました。
1:25 M7.3 最大震度6強
馬肉をいただいてホテルに戻り、「まさか出張中に被災なんてね。でも街中もそこまで被害がなくて良かった」なんて思いながら、部屋の片づけもとりあえずの状態でベッドでまどろんでいたところ…
グラグラグラグラッ
昨日の地震程度か、それより大きいくらいの衝撃を感じました。これまでも余震は続いていたものの、明らかに異質な、心臓に悪い揺れ。縦と横の揺れが一緒に起きた感じ。
余震だからすぐおさまる。そんな思いでベッドの上で耐えていたのですが、体感30秒くらい続きました。その直後館内放送で「震度6強の地震が発生、今すぐ部屋から避難してください」と逼迫した声が響き渡り、そのあとは「火事です、火事です。今すぐに避難してください」のアナウンスが繰り返されるばかりでした。
本当に火事が起きているのはわからない状況でしたが、とにかく事態の非常性を強く感じました。
パンツ一枚に寝間着をかぶっただけの状態だったので、下着をつけて外に出れる服装に整え、急いで向かいの先輩Mの部屋のドアをたたきました。Mも身支度をしており、すぐに出ようと思ったのですが、昨日の<荷物の回収に時間がかかった>ことがふと頭をよぎり
「Mさん!戻ってこれなくなる可能性があるので、危険は伴うかもしれませんが、今すぐに荷物を全部詰めて持ってください」
と伝え、自分の荷物をまとめにかかりました。
部屋全体の電気は点かずベッドライトだけが何とかつく状態で、その僅かなあかりで部屋を照らしたところ、思ったよりも部屋全体に荷物が散らばっていました。
部屋を片付けてから眠らなかったため、もうしっちゃかめっちゃか…目につくものは全て持ち、貴重品の確認を行い、急いで部屋を出ました。この間3分間くらいだったと思います。
火事のアナウンスの中、荷物を全て持って出ると、ホテルの前に報道カメラが。その他にiPhoneで個人リポートをしている方がいらっしゃったり…よーやるなぁ。
目の前の辛島公園に出てみると、既に沢山の人でごった返していました。
落ち着いて周りを見ると、町中全てが停電しているようでした。人々が除くケータイの画面や車のヘッドライトで完全な闇ではないものの、かなりの暗さになっており不安感が煽られます。
とにかく一人じゃないことが心強く、もし一人だったら涙がこみ上げていたかもしれません。
1:40の時点で東京の同僚から、津波警報も来たと報告を受けて昨日よりも影響が大きそうなことを知ります。
1:52 停電復旧 / これが本震
温かくなってきたとはいえ、結構この日は冷え込んでおり、宿泊していたホテルに毛布を借りにいきました。
ホテルの前には変わらず報道カメラマンが居て、非難している方が「避難している人を撮る前にやることあるんじゃないのかぼぇぇぇぇぇ」と罵られたりしており、なんだか不穏な雰囲気。毛布の他にお茶とおしぼりもくださって、本当に有難い対応でした。
その後、辛島公園で毛布にくるまっていたのですが、翌朝9時過ぎの便で東京に戻ることを考えると、なるべく早く空港についている必要があるのでは!ということで空港にほど近い会社に向かうことに。昨日とは比較にならないくらいのサイレンが鳴り響き、ヘリが飛んでいるのも確認できました
会社までのタクシーの中で、この地震が本震だったということを知り、Mと二人で声も出ない状態でした。
前日の最終便は飛んでいましたが、この地震で滑走路がどうなったかの情報はなく、祈るような気持ちでタクシーに乗ったことを覚えています。
3:50 会社到着
会社に忘れ物があったため、一度会社に寄って中をかるく確認したところ、思いのほか被害が大きく、ガラスが割れたりロッカーが動いてたり…衝撃は大きいものでした。
借りてきた毛布にくるまって受付エリアでひと眠りさせてもらおうと思ったのですが、危ないからと車の中に居るように促されました。
このくらいの時間からデマなのか本当なのかわからない情報がまことしやかに流れ始めたようで、私が見たのはこんな内容でした。
これ以外にも色々な情報が飛び交っており、気持ちは不安になるばかりでした。
6時前にタクシーを呼んで空港に向かおうとしたところ、タクシーにはもはや連絡がつかず、会社警備の方に送ってもらうことに。
航空会社からの発表は、依然問題がないとのことでしたが、更新されていないだけの可能性も高く、一縷の望みをかけての空港行きでした。
6:00 飛行機が飛ばない
空港に着くと、まずこんな張り紙が目に入ってきました。
しかし飛ばないという記載はなく、航空会社の運行情報でも2便目からは飛ぶという通知だったため一安心していたのですが、そこにANAの方がいらして、本日は完全欠航という通知をされました。
たまたま手前に居たので、一番最初に声をかけてもらったのですが、あれよあれよと人だかりに。(といっても20人程度ですが)
福岡空港から振替を行うので、どうにかしてそこまでは自力で行ってくれとのこと。
タクシーも呼べない、レンタカーのOPENまでも2時間以上(そもそもやっていない可能性大)、空港バスも運航停止というまさに詰みの状態。
そこにたまたま空港に乗り付けたタクシーを目ざとく見つけ、もはや後がなさそう!という思いで鬼の形相で呼び止め、まさかのタクシーGET!!
言っても熊本空港から福岡空港はかなり距離があるため、困惑する方々をしり目に挙手した夫婦親子をピックアップし、一路福岡空港まで向かいました。
(50がらみの男性と60くらいの女性に見えたんですが…会話からの親子と判明。見た目からわからないなぁ…)
そこからはスムーズに羽田に帰れて、熊本にいたことが夢幻だったんじゃないかと思います。
記録用に、と自分の記憶が鮮明なうちにツラツラと起ったことを記しました。
ここでの想い・学びを「おわりに」として、この駄文を終わりにしたいと思います。
熊本出張でサラリーマンが被災した話 その1
はじめに
普段は東京で働いている私ですが、仕事で月1~2回程度は必ず熊本に出張しています。
そんな私が、前震及び本震を被災した話。
そして、そこから得た<旅人が被災したとき>の教訓を備忘録がてら書き連ねていきます。私はあくまで「旅人」として被災をしました。
実際に現地に生活する人にとって不快な表現があるかもしれませんが、ご容赦ください。
14日夜
21:26 LAVAの対応力
出張中にも関わらず、わざわざLAVAでヨガを嗜んでいたところ、突然ドカンと揺れがありました。体感としてはあまり長くなく、ひたすら縦に大きな衝撃。
瞬時に、尋常じゃない揺れだということをその場に居た全員が悟りました。
ただ、私自身はまだ楽観的な気持ちで「3.11ほどのやばさじゃない」そんなことを思っていたのですが、中には<やばさを感じておろおろする女子>もおり、軽く泣いている子もいたと思います。
ヨガインストラクターさんは、即座に「ドアをあけます。まずは外に出てください」と判断してくださり、貴重品を持ってロビーまで出るよう指示をしていたのですが、その直後に「皆様、着替えて荷物を持って外に出てください。本日は安全面を考えて解散です」と変更が入りました。
一度ヨガウェアで外に出された時は、タオルを貸してくれるなどの心遣いがあり、また解散の旨を伝えた時も「怖かったですよね」とお気遣いがありました。スタッフさんも20代後半から30代前半くらいの若い女性にも関わらず、サービス業という立場をしっかりと全うしてくださって、その咄嗟の対応力に軽く感動を覚えました。
21:40 震度7
とりあえずホテルに帰って、同僚3名と合流しなくては…
そんな思いで同僚の無事を確認するためにLINEを見たら、
A<ギャアア!大地震
B<ビビった…震度7。熊本
C<大丈夫ですか?
D <えっまじ?
B<信号もついてる、大丈夫
C<えええ!テレビみてる
A<すっごい揺れた 人生最大
B<お店の水槽が水あふれて水浸し
※A・Bは熊本出張中、C・Dは東京
街中は途中で看板が落ちたり、ディスプレイが崩れたりしている店はありましたが、大きな被害はないように見受けられました。
絶え間ない余震(推定震度4程度)はあるものの、「現地に居ない同僚たちに、臨場感のある写メを送ろう」くらいの面白がる気持ちで危機感もなくブラブラ街を歩いていたところ、先輩Mと合流ができ、キャアキャア言いながらやばいねやばいねと言いながらホテルに向かったところ。
ホテルの前にガラスが散らばっており、壁がはがれている
あれ?これ思いのほかまずくない?
はじめてここで危機感を覚えました。今すぐ中に入れる雰囲気ではなかったこと、まだ夕飯を済ませていなかったこともあり、サラダチキンを求めて一度コンビニに行くことにしました。
ワインが倒れて、ガラスと中身がばらまかれている
あれ?これ思いのほかまずくない?
立ち込めるワインの匂いにむせかえりながら、急速に増す危機感。サラダチキンと一応水をゲットしてコンビニを出たところで、もう一人の同僚Iと合流しました。なぜかホテルの甚平にスリッパ。
なんでも洗濯途中だったとか…不運だが風呂じゃなかっただけマシかな、という下を見るスタイル。
ちょっとしたらホテルに戻ろうか~なんて話をしていたのですが、ここら辺から震度6の余震がガンガンきはじめました。
口でも会話しながらなぜかLINEにも実況というスタイル…
A<今恐ろしいほどの余震 (22:07)
<路上でもわかった<ギャアアアア
自<今のヤバい
ガラスが散らばっていたり、電信柱が揺れていたりする光景に臆して、ホテルほど近くにある辛島公園に避難することにしました。
※普段の辛島公園
22:19 熊本大震災決定
東京にいる同僚より「官房長官が記者会見を行い、速やかに被害状況確認し、緊急対策本部を立ち上げる。熊本大震災とする」と連絡が入り、熊本の我々は震撼。
ここで思い知るのが、渦中にいることの情報量の少なさ。
正直WEBから正しい情報を拾い上げている余裕もなく、テレビを観ることもできない。いったい自分たちはどんな状況下にいるのだろうか…徐々に不安が募ります。
このあたりで震度6や5の余震がガンガン来ているため、震度4の余震ではそこまでの焦りを感じなくなってきます。
ちなみにこのころ、帯山のコンビニで自衛隊員が水を買い占めていくのが確認されていますw
22:52 ホテルから追い出される
がっつり入ったヒビ、そして出入り口の植木の状態を見るに泊まれる状態ではない…それは分かっていたものの
「中に入ることはできません。本日は宿泊はできませんので、近所の小学校へ避難してください」と。
余震もあるし、倒壊の危険もあるので逃げるようにと言われるものの…
荷物は!?
いや、有事の際は荷物とか言っている場合ではないのは分かるのですが。仕事用具もあれば生活用品まで1週間分の荷物全てがスーツケースに入っています。
荷物を中においてきてしまった方も多く、やはり色んな方がフロントに質問しており、最終的には「フロアごとに取りに行く」こととなりました。
23:20 街中からちょっと避難しよう
車に乗って移動してた、同じく出張中の同僚から「泊まれなくなったのなら、しっかりベッドで眠るためにも車で1時間くらいの距離を限度に移動しよう」という提案があり、必死で探したところ<荒尾>という地域のホテルを確保することができました。
ちなみに、もっと手前のエリアで営業ができる箇所は既に埋まっておりました…。
車も到着し、「フロアごとに取りに行く」荷物を待っていたのですが、中々順番が回ってこず、ようやく我々の階になり、非常階段にいたタイミングで最大の余震だと思われる震度6弱が発生。
生きた心地がせず…!さすがに心臓が痛い状態となってまいりました。
ちなみに宿泊していたのは、出張の際の定宿にしているココなんですが、対応が素晴らしかったです。
・ロビー及び食堂を解放し、毛布を配布
・水とカップ麺を配布
ホテルマンの方々だけでなく、食堂の方までフルで稼働して気遣ってくれて、本当にサービス業の方々に頭が下がるなと思いました。
0:20 街が機能してるって素晴らしいな
全員が荷物を回収し、ようやく出発できる状態に。
自分たちが元々乗っていた車は、ホテル併設の回転式EV駐車場に停めていたのですが、地震の影響で故障が確認されたらしく、出すことは叶わなかったため、一度置いていく旨をお伝えし、<荒尾>へと向かいました。
本当に幸いだったなと思ったことがひとつ。
街中の殆どで停電していなかったので、信号など都市機能が損なわれておらず、車などの通行に混乱が見られませんでした。一部停電している箇所については、警察の方が手旗信号で交通整理をされていました。
もし全域で停電していて、真っ暗な街で信号もつかない状態だったとしたらぞっとしません。
1:30 荒尾に到着
荒尾に到着すると、街中の喧騒は嘘のようで落ち着いていました。
地震の影響もあったようですが、揺れも大きくなく被害はないとのこと。同じ県内ですが、福岡との県境まで来るとやはり結構違うみたいです。
そして、そのまま泥のように眠りました…
その2に続く
『乾杯食堂くあるた』ダイニングバー@大崎
こんなにコスパが良い店は見たことがない!それくらい言っても過言ではないかもしれません…
お友達からおススメされたこのお店。7品2000円という食事のコース、いかほどのモノかと思いきや、本当にすごい!
コース料理として内容が決まっているわけではないらしく、その時のオーダーで季節のものも絡めつつ変えてくれるとか。
■1品目 アンチョビポテト
ウマー。カロリーウマー。
■2品目 鯛のカルパッチョ サラダ仕立て
いちいちオシャレ!
■3品目 ごぼうの入った豚のパテ
豚のパテ。ごぼう入り。こんなサッパリしたパテははじめて食べました。
なんとバケットも自家製。クルミ入りバケットとパテの相性がめちゃめちゃいい。
■4品目 筍と鶏のから揚げ
オーナーの奥様の実家の山で採れた、採れたての筍をから揚げに!筍の甘みがすばらしい。鶏のから揚げはトムヤムクン風味の味付け。
■おまけ いぶりがっことクリームチーズ
看板メニューを見ながら「いぶりがっことクリームチーズって合うよね!」と話していたら、まさかの提供して下さるサービスっぷり。
クリームチーズに塩昆布がたたき込んであり、それがまた旨味爆発。
■5品目 フルーツサラダ
いちごと昂林のサラダ。なにこれオシャレ。あまりにもフォトジェニック且つ女子度の高さ。
■6品目 牛の黒ビール煮
口にいれたら!お肉が溶けたんですが!!ここにも自家製パンが。
■7品目 筍のペペロンチーノ
筍たっぷり!甘みがすごい!
■おまけ ストロベリータルト
女子3人で訪問したのですが、実は内1人の結婚祝いもかねておりました。その会話を聞いていた店員さんからの粋な計らい!まさかのHappy Wedding♡
このお料理+ドリンク3杯。
1ドリンク目はクーポンで無料。その後2杯はソフトだっとは言え…
まさかのおひとり2550円!!衝撃価格。
近いうちに絶対に絶対に再訪します。